認知症の家族と共に、安心して過ごせる対策まとめ

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「認知症について教えてほしい」とこれまで幾度も相談され、過去数回に分けて説明してきました。



一言に「認知症」と言っても各種症状や対応の仕方、施設選びなど多岐に渡り、それらの情報を押さえることで認知症の家族も、自分たちも安心して過ごせるようになります。


そこで今回はこれまで記事にしてきた認知症対策をまとめていきます。

家族と安心して過ごすための認知症対策まとめ


認知症対策を取るためには、まず「認知症とは何か」を知る必要があります。
そこで「認知症の定義」と「代表的な分類」について説明したのがこちら。



大切なのは自分の家族がどのような認知症で、どう対応するかを家族が心得ておくことであり、これからキーパーソンとなる家族が「受け入れ態勢」をしっかり取れるようになることです。



次に、受け入れ態勢を取るために認知症への理解を深めていきます。
認知症の症状4つ」と「中核症状・周辺症状」について説明したのがこちら。



認知症の症状は脳の病気を原因とした「中核症状」と、それによって生じる「周辺症状」があり、それらを押さえておくと医師から説明を受ける際に「家族の身に起きていること」を受け入れやすくなります。

その事前準備があってこそ「うちの親(家族)にはこういう症状があるんだな」と受け入れることができるのです。




ここまでの準備が整ったら、実際に認知症の家族を受け入れていきます。
もちろん認知症になられてからこの記事を読まれた方も同様です。


認知症の家族と共に過ごそうと考える時、「気をつけるポイント3つ」と「それぞれの注意点」を記したのがこちら。



認知症について知ることで、一見不可解にも思える言動にも「こういう症状なのかもしれない」と思い至り、心の余裕が生まれます。

そうして支援者側に余裕が生まれると、認知症状を抱える家族も居心地が良く「今の自分」を受け入れることができるのです。



また家庭の事情によって「施設に託す」という選択肢も出てくることでしょう。
施設の種類」と「選び方」について解説したのがこちら。



ポイントは、施設の傾向を見たうえで自分の家族に合う施設はどこなのか、その当たりを付けること。そして複数の項目を照らし合わせて家族がより自分らしく生活していける施設を選ぶことになります。

施設で過ごすのは家族の方であり、金銭的な理由だけで施設を選んでしまうと後日面会に来た時に変わり果てた家族の姿を見ることに、という話もよく聞きます。


ですから、施設選択の妨げになる「費用」についてあらかじめ月々いくら掛かるのかを概算し、「いくら用意しておけば良いか」のイメージも付けるだけでも施設で暮らすことになる家族にとって幸せな選択ができるようになります。

認知症対策にお勧めする本3冊

介護ブログの他にも、介護ニュース等などを取り上げるnote、読書にまつわるアメーバブログを運営しております。




また僕が介護を考えるうえで参考にしている本を紹介します。
どれも「読みやすく、わかりやすい」本ですので、ぜひ手に取ってみてください。



1.知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおとくなサービス超入門


「知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおとくなサービス超入門」は、親しみやすいタッチのイラストによる「対話形式」で介護の解説をしてくれる本です。

その内容は介護保険制度や年金に限らず「介護休暇・介護休業」「遠距離介護」など介護全体を網羅しており、各項目ごとに目次が組まれているため調べやすい作りとなっています。


「介護でわからないことがあったらとりあえず本を開いて調べてみよう」という辞書的な使い方ができる、一家に一冊置いておきたい本です。




2.『認知症の親を介護している人の心を守る本 疲れたとき、心が折れそうなときのケース別対処法 』


「認知症の親を介護している人の心を守る本 疲れたとき、心が折れそうなときのケース別対処法」は題名通り、心折れそうなときに「どうしたらいいか」を教えてくれる本です。

文章全体に優しい言葉選びがされており、ついついカッとなってしまう認知症の親の介護をしている人を温かく受け入れてくれます。


この本では「認知症について理解していることがいかに大切か」を学ばせてもらいました。



3.「家族のためのユマニチュード」


「ユマニチュード」とは、簡単に言えば「あなたを大切にしていますよ」というメッセージを「伝わるように伝える」技法です。

そしてその技法を家族介護でどうやって使っていくかを書いたものが「家族のためのユマニチュード」になります。


認知症の家族を介護するにあたり「あなたを大切にしていますよ」というメッセージを「伝わるように伝える」ことは、認知症の症状を引き起こさせないためには欠かせないものです。

それをこの本では家族介助によく見られる場面をイラスト付きで解説してくれますから、はじめて家族の介助をする方でも読みやすく、わかりやすい内容になっています。


認知症の家族を介護する方をはじめ、多くの方に読んでもらいたい本です。

「ユマニチュード」については以前の記事「認知症ケアでお悩みの方へ ~ユマニチュード~」でも触れていますので、併せて読んでもらえると嬉しいです。

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